マンションの給排水設備工事はどのような会社に依頼すればいいのでしょうか。
「ずさんな工事の被害にあった」「高額請求された」なんてことにならないように、本サイトでは信頼できる給排水設備業社の選び方を解説。
東京都の指定給水装置工事事業者制度の説明をはじめ、見積もりなど価格に関する点や施工品質に関連する点など、給排水設備工事の専門業者を選ぶ際の注目ポイントを紹介しています。
給水装置や排水装置の工事はどの業者に依頼してもいいというわけではありません。
水道法という法律に沿って適正な施行ができる工事業者を給水区域単位で指定する制度が定められていて、その中から選ぶことになります。
それが指定給水(排水)装置工事事業者制度であり、東京都の場合は東京都給水条例の対象となる23区と一部を除く多摩地区で、
東京都水道局の指定業者のみが、 給水装置や排水装置の工事に対応できます。
自社の公式HPに施工事例を掲載している工事業者は、オープンにできる実績がちゃんとあって、品質や取引先との信頼関係などにおいても自信を持っているといえるでしょう。 すべてにあてはまるわけではないものの、施工事例で組織名や写真などが掲載されているなら、先方に掲載許諾をとっている可能性もあり、企業としての信頼性にもなります。
建物概要・・・東京都、マンション、4階建て・23戸
築年数・・・38年
工事内容・・・本管~受水槽~揚水ポンプ~高架水槽~各戸方式だった給水設備を本管~増圧ポンプ~各戸の直結増圧方式に変更したサンコウ設備の施工事例。
建物概要・・・神奈川県、マンション、67戸
築年数・・・記載無し
工事内容・・・いずみテクノスの施工事例。
建物概要・・・東京都千代田区 13階建て(45戸)
築年数・・・不明
工事内容・・・ライオンズマンション御茶ノ水の増圧給水方式へ変更
給水工事・排水工事の業者を選ぶにあたっては、できるだけ複数業者から相見積もりをとって比較検討したいところ。見積もりや現地調査は無料対応してくれる業者もあり、依頼する側が正式に発注するまでは費用がかからないという意味でも安心でしょう。
なお、見積もりや現地調査は無料といいつつ、実際には加算されていないか、見積もりの内訳をチェックすることも大切です。
給排水設備工事の費用にはある程度相場あり、指定給水装置工事事業者を複数比較して、見積もりが目立って高い場合や低い場合は注意が必要です。
工事費用が高めになる要因のひとつは、工事を下請けに出して中間マージンを上乗せしているようなケース。
逆に、社内で一貫施工する体制があれば、ムダにマージンがかさむこともないでしょう。
また、自社の公式HPに価格を掲載している業者なら、料金体系の透明化という意味でも安心できます。
水漏れに象徴されるように、給排水設備に関するトラブルが発生した場合はできるだけスピーディーに対応してもらいたいもの。24時間365日対応してくれる業者なら頼りになるのはいうまでもありません。ただし、工事の時間帯や曜日によって費用が変わる可能性もあるので、見積もり時にしっかりチェックしましょう。
また、断水を伴う給水装置工事だと行政への手続きなどが工期に影響するもの。こうした点も含めてトータルサポートしてくれるかも要確認です。
工事品質に自信を持っている業者なら、アフターサポートとして保証期間を設定しているケースもあります。
ちゃんと修理をしたとしても、水道工事では後日トラブルが起きるのもレアケースとはいえません。そうした時、専門業者としてきちんと対応してくれる業者なら安心できます。
東京都の指定排水装置工事事業者とそうでない業者、何が違うの?
(※)2021年10月時点 施工実績数参照元:サンコウ設備公式HP(https://www.sankou-setsubi.co.jp)
2021年10月26日時点、「給排水設備 工事 東京」のGoogle検索結果のうち、マンションの給排水設備工事を実施している40社を調査。
以下の条件に当てはまった3社をピックアップしています。
1.東京都の指定給水装置工事事業者・指定排水設備工事事業者として両方登録されている(※)
2.公式HPに給排水設備工事の施工事例を掲載
3.公式HPに見積もり無料の記載
指定給水装置工事事業者は、東京都水道局公式HP(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/shitei/ichiran.html)
指定排水装置工事事業者は、 東京都下水道局公式HP(https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/a4/list/current/index.html)に掲載されている会社をピックアップしています。