マンションの配管がどの程度劣化しているのか、特に直接目視することができない箇所については、専門スタッフと専門機材が揃っている給排水設備の工事会社に依頼しないと現状把握ができません。配管の劣化診断にはどのような種類があるのかや、費用の目安を説明します。
給水管の劣化調査では水道メーター廻りなど直接目視できる箇所もあれば、配管内部のように直接目視できない箇所は内視鏡カメラを使って調査します。マンション専有部分では、キッチンやバス・トイレなど水廻り設備の排水管を逐一チェックしていきます。
通常の水道管の水圧に対して、1.5倍の圧力で1時間ほど水を流す試験を指します。それによって漏水の有無などを調べます。
ベテランスタッフによる目視はもとより、非破壊検査といわれる超音波肉厚測定やX線透過撮影調査などを実施することで、見えない箇所の漏水リスクを調べることもできます。
マンション管理士が運営する「マンションサポート.com」の給排水管の劣化診断コラムによると、
※金額は全て税不明。費用はマンション規模によって変動します。
参照元:マンションサポート.com HP(https://www.mansion-support.com/kanrikumiai-tsuushin/2003/05/post_1.php)
建物概要・・・マンション
築年数・・・不明
工事内容・・・サンコウ設備では配管の劣化調査や漏水調査、耐圧試験などに対応。写真は内視鏡カメラを使った排水管劣化調査の様子。
建物概要・・・不明
築年数・・・不明
工事内容・・・積水工業では配管内の内視鏡調査、配管の残存余命推定ができる超音波肉厚測定、そしてX線検査や抜管検査などを実施しています。
マンションの配管の劣化診断を依頼するなら、経験豊富なスタッフがいて、機材なども含めてより多角的な調査・診断ができる給排水設備の専門会社に相談するのがいいでしょう。
早め・綿密な劣化診断は、トラブルを防ぐだけでなく、工事費用を抑えることができます。配管の経年劣化が気になる方は、ぜひ一度依頼してみることをおすすめします。
(※)2021年10月時点 施工実績数参照元:サンコウ設備公式HP(https://www.sankou-setsubi.co.jp)
2021年10月26日時点、「給排水設備 工事 東京」のGoogle検索結果のうち、マンションの給排水設備工事を実施している40社を調査。
以下の条件に当てはまった3社をピックアップしています。
1.東京都の指定給水装置工事事業者・指定排水設備工事事業者として両方登録されている(※)
2.公式HPに給排水設備工事の施工事例を掲載
3.公式HPに見積もり無料の記載
指定給水装置工事事業者は、東京都水道局公式HP(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/shitei/ichiran.html)
指定排水装置工事事業者は、 東京都下水道局公式HP(https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/a4/list/current/index.html)に掲載されている会社をピックアップしています。