マンションの屋上など建物の高い位置に高架受水槽が設置されている場合、揚水ポンプで水道管から受水槽まで水を押し上げて、全戸に給水しています。 その揚水ポンプについて、交換工事の費用や時期の目安と施工事例を紹介しています。
給水ポンプ交換の専門会社、アクアの公式HPには、高置水槽のある建物における揚水ポンプの価格と、ポンプの価格に含まれない項目の概算が掲載されているので以下に紹介します。
※金額は全て税不明
※金額は全て税不明
参照元:アクア公式サイト(https://pump-pro.acquainc.com/price#揚水ポンプ(高置水槽のある建物の場合))
国土技術政策総合研究所の公式HPの給水装置の修繕周期より、揚水ポンプ交換時期の目安になりえる情報をピックアップしました。
参照元:国土技術政策総合研究所公式HP(PDF)(http://www.nilim.go.jp/japanese/technical/mansion/3.pdf)
揚水ポンプによる給水は、マンションの屋上など高い位置に受水槽を設置して、重量を利用して各戸に水を届けます。
その揚水ポンプが経年劣化などによって本来の性能を発揮できなくなると、受水槽まで十分に水を上げることができなくなり、水の出が悪くなったり、断水するリスクもあります。
建物概要・・・埼玉県、マンション、3階建て
築年数・・・築36年
工事内容・・・サンコウ設備による揚水ポンプの更新工事施工事例
建物概要・・・記載無し
築年数・・・記載無し
工事内容・・・カンパネの揚水ポンプ更新工事施工事例
揚水ポンプの交換が必要となった時、マンションの給水方式を増圧ポンプによる直接給水方式に変更するという選択肢もあります。水道管から直接給水するようにすれば、揚水ポンプのメンテナンスが不要となるのは十分なメリットです。
ただし、揚水ポンプを使うにあたっては、当該地区の水道局と協議して給水方式の変更を認めてもらう必要があります。水道管が小さいと、増圧ポンプを使うことで周辺建物の水の出が悪くなる懸念もあるからです。
給水方式変更工事と揚水ポンプ交換工事、どちらの工事が適しているかをしっかり把握した上で工事を依頼しましょう。
揚水ポンプを含むマンションの給水装置のメンテナンスは、まず高い専門性を持つ給排水設備の工事会社に相談することをおすすめします。装置のオーバーホールや交換それぞれのサイクルを見越して、中長期的な保守計画を立てておきましょう。
(※)2021年10月時点 施工実績数参照元:サンコウ設備公式HP(https://www.sankou-setsubi.co.jp)
2021年10月26日時点、「給排水設備 工事 東京」のGoogle検索結果のうち、マンションの給排水設備工事を実施している40社を調査。
以下の条件に当てはまった3社をピックアップしています。
1.東京都の指定給水装置工事事業者・指定排水設備工事事業者として両方登録されている(※)
2.公式HPに給排水設備工事の施工事例を掲載
3.公式HPに見積もり無料の記載
指定給水装置工事事業者は、東京都水道局公式HP(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/shitei/ichiran.html)
指定排水装置工事事業者は、 東京都下水道局公式HP(https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/a4/list/current/index.html)に掲載されている会社をピックアップしています。